2013/10/22

組織への貢献



Aさんがいます。

Aさんが社長です。
Aさん以外に社員はいません。







Aさんは必要な情報を1人で収集します。







Aさんの仕事への貢献度は100%です。






Aさんは部下を持ちました。

BさんとCさんは、Aさんの指示で仕事をします。

 




BさんとCさんは一生懸命情報収集を行います。
何を収集するかを決めるのはAさんです。


 




Aさん自身も今まで通り情報収集を行います。







作業量としては部下が貢献していますが、
意思決定への貢献度はAさんが100%のままです。







BさんとCさんが、独自の専門性を持ち、
Aさんができないことをできるようになったとします。


 




BさんとCさんは、Aさんから指示された仕事をこなす傍ら、
独自の成果を出します。




<作業レイヤー><意思決定レイヤー>


仮に大元の指示をしたのがAさんであっても、
BさんとCさんの専門分野についてはAさんは口出しができません。

Bさん、Cさんの裁量が事実上発生し、
意思決定への貢献比率がBさんとCさんに移っていきます。









ところで、ここに、BさんCさんが作業したが、
専門性が発揮されていない仕事があります。






この仕事はBさん、Cさんでなくてもできます。
仮に同じ時間、彼らが専門性を発揮した仕事をしていれば、
より組織に貢献できたはずです。






そこでもう一人部下を増やします。

 



<作業レイヤー><意思決定レイヤー>





Dさんの仕事には特殊な技能は不要です。
その分組織のアウトプットが増えることになります。