あなたは仕事をします。
あなたは仕事をします。
持ち時間との関係を分かりやすくするため、下記の条件を付けます。
・ 仕事は書類作成です。
書類を作成するのに1枚一時間かかります。
・ あなたの持ち時間は一日8時間です。
持ち時間との関係を分かりやすくするため、下記の条件を付けます。
・ 仕事は書類作成です。
書類を作成するのに1枚一時間かかります。
・ あなたの持ち時間は一日8時間です。
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課題1: 持ち時間の中で、最低一種類の書類を5枚以上仕上げなさい。 |
さて、どのような時間配分をすればよいでしょうか?
考え方:
資源分配の法則を考えます。
資源分配の法則 : 資源は充足していない限り、必ず枯渇にさらされる。 |
この仕事における資源とはあなたの持ち時間です。
すべての書類に取り組んでいては、時間がいくらあっても足りません。
すべての書類に取り組んでいては、時間がいくらあっても足りません。
集中的に取り組む一種類に最低5時間を充て、
残りの3時間は空けておきます。
余った3時間は新しい書類に手を付けてもよいし、
6枚目に取り組んでもよいです。
6枚目に取り組んでもよいです。
資源量 | 全体 | 行動 | |
持つもの | 持たざるもの | ||
並み | 拮抗 | 充足 | 拮抗 |
少ない | 不足 | 充足 | 枯渇 |
拮抗 | 枯渇 |
仕事においては、資源分配は上記3ケースのどれかに当てはめます。
(充足と枯渇はないです)
『資源』とは時間、『持つもの』とは達成しなければならない5枚の書類、
『持たざる者』とはそれ以外の書類に当たります。
(充足と枯渇はないです)
『資源』とは時間、『持つもの』とは達成しなければならない5枚の書類、
『持たざる者』とはそれ以外の書類に当たります。
課題2: 持ち時間の中で、6種類の書類を最低一枚仕上げなさい。 |
考え方は同じ。あなたの持ち時間をノルマに引き当てします。
余った2時間はどれかの2枚目に取り組んでもよいし、
さらに新しい書類に手を付けてもよいです。
余った2時間はどれかの2枚目に取り組んでもよいし、
さらに新しい書類に手を付けてもよいです。
課題3: 持ち時間の中で、1種類の書類を3枚以上、 その他3種類の書類を最低一枚仕上げなさい。 |
くどいですがもう一回だけ繰り返します。
あなたの持ち時間をノルマに引き当てします。
余った2時間はオレンジの4枚目でもよいし、
どれかの2枚目に取り組んでもよいし、
さらに新しい書類に手を付けてもよいです。
あなたの持ち時間をノルマに引き当てします。
余った2時間はオレンジの4枚目でもよいし、
どれかの2枚目に取り組んでもよいし、
さらに新しい書類に手を付けてもよいです。
課題4: 持ち時間の中で、1種類の書類を8枚以上仕上げなさい。 |
次の問題は、制限時間ぎりぎりです。
当然、すべての時間をノルマに割り当てます。
問1との違いは、プラス@の仕事を最初から捨てているところです。
問1との違いは、プラス@の仕事を最初から捨てているところです。
資源量 | 全体 | 行動 | |
持つもの | 持たざるもの | ||
少ない | 不足 | 拮抗 | 枯渇 |
課題5: 持ち時間の中で、1種類の書類を3枚以上、 その他5種類以上を一枚以上仕上げなさい。 |
すべての時間をノルマに割り当てます。
問2,3との違いは、プラス@の仕事を最初から捨てているところです。
問4や5に関しては、もしかしたら、思ったより仕事がはかどって
プラスアルファの仕事ができる可能性はあります。
もしくは、残業してプラスアルファの仕事ができる可能性もあります。
課題6: 持ち時間の中で、1種類の書類を10枚以上仕上げなさい。 |
次の問題は、仕事の要求が制限時間を超えています。
もう考える余地はありませんね。
すべての時間をノルマに割り当てます。
すべての時間をノルマに割り当てます。
資源量 | 全体 | 行動 | |
持つもの | 持たざるもの | ||
少ない | 不足 | 不足 | 枯渇 |
問4や5との違いは、
・ 効率よく仕事をしようと、残業しようと、
プラス@の仕事はできない。
・ 他を切り捨ててすら、時間が足りない。
<仕事における資源分配>
充足状態(問1,2,3)
拮抗状態(問4,5)
不足状態(問6)
『資源が充足していない限り、必ず枯渇にさらされる』
不足状態は問題外ですが、充足状態と拮抗状態でも
仕事の質が異なります。
創造的な仕事や新しい仕事をしようとする場合は、
充足状態でなければなりません。
資源管理において充足状態は特別な状態です。
仕事においては意図的に作り出す必要があるのです。
(計画的な仕事をしたい場合は拮抗状態や
不足状態でも問題ない場合があります)