前回の不確定性ではサイコロを使いましたが、
1~6以外の数字も使いたいので、今回はくじ引きです。
1~6以外の数字も使いたいので、今回はくじ引きです。
箱の中には0~9999までの数字が書いた紙が入っています。
9999を引けばあなたの勝ちです。
一回につき引けるのは一枚で、引いたくじは毎回箱に戻します。
9999を引けばあなたの勝ちです。
一回につき引けるのは一枚で、引いたくじは毎回箱に戻します。
まあ、当たらないでしょうね。
勝つためには何をすればいいか?
逆にどうなると勝ちにくくなるのか?
条件をいくつか付けてみましょう。
勝つためには何をすればいいか?
逆にどうなると勝ちにくくなるのか?
条件をいくつか付けてみましょう。
積極的条件 | 当たる確率を増やす効果のある条件 |
P1. 何回引いてもいいです。 P2. 他の人と協力してもよいです。 P3. 同じようなくじ箱がたくさんあり、どれかで勝てばよいです。 など。 | |
消極的条件 | 当たる確率を減らす効果のある条件 |
N1. 箱は長野県の山奥にあり、月に一回しか行けません。 N2. くじを引くのは一回100万円です。 N3. くじを一回引くごとに大火傷します。 など。 |
<積極的条件>
不確定性の回でお話しした通り、確率そのものを変えることはできません。
くじの当選させるための唯一の方法は、挑戦回数を増やすことです。
くじの当選させるための唯一の方法は、挑戦回数を増やすことです。
P1. 何回引いてもいいです。
eはネイピアの数。e=2.71828・・・。
くじ総数が十分多ければ、
・ くじ総数分挑戦したときの勝率は63%。 (今回は10,000回)
・ 勝率50%に到達する挑戦回数は、くじ総数の約70%。(同7,000回)
・ 勝率80%に到達する挑戦回数は、くじ総数の約160%。(同16,000回)
・ 勝率90%に到達する挑戦回数は、くじ総数の約230%。(同23,000回)
くじ総数が十分多ければ、
・ くじ総数分挑戦したときの勝率は63%。 (今回は10,000回)
・ 勝率50%に到達する挑戦回数は、くじ総数の約70%。(同7,000回)
・ 勝率80%に到達する挑戦回数は、くじ総数の約160%。(同16,000回)
・ 勝率90%に到達する挑戦回数は、くじ総数の約230%。(同23,000回)
要は、くじを引く回数を増やせば、いつかは当たります。
P2. 何人で引いてもいいです。
ひとりで引き続けるとさびしいので、3人で挑戦しました。
ひとりで引き続けるとさびしいので、3人で挑戦しました。
3人よれば文殊の知恵。
一人で引いたら5000回でも3人で引けば15,000回。
3倍のスピードで収束します。
一人で引いたら5000回でも3人で引けば15,000回。
3倍のスピードで収束します。
<消極的条件>
積極的条件とは逆で、くじの当選率を上げるには、
挑戦回数を減らす、要は、妨害するような条件があればよいです。
方法は無限にあるので、下記は一例。
n1. くじが長野の山奥にあり、ひと月に一回しか行けません。
挑戦回数を減らす、要は、妨害するような条件があればよいです。
方法は無限にあるので、下記は一例。
n1. くじが長野の山奥にあり、ひと月に一回しか行けません。
がたんごとん~~がたんごとん~~
うんとこしょ どっこいしょ
えいっえいっえいっえいっ・・・・・
ちぇー。
今月も当たらなかった。残念。
今月も当たらなかった。残念。
来月は当たるといいな。
n2.くじを引くのは一回100万円です。
100億円つぎ込んでも勝率63%です。
n3.くじを引くたびに大やけどします。
お大事に、また来月ね。
・・・などなど。
ものごとを効率的に進めるには工夫が要りますが、
非効率に進める方法はいくらでもあります。
・・・などなど。
ものごとを効率的に進めるには工夫が要りますが、
非効率に進める方法はいくらでもあります。
積極的条件 | 当たる確率を増やす効果のある条件 |
P1. 何回引いてもいいです。 P2. 他の人と協力してもよいです。 P3. 同じようなくじ箱がたくさんあり、どれかで勝てばよいです。 など。 | |
消極的条件 | 当たる確率を減らす効果のある条件 |
N1. 箱は長野県の山奥にあり、月に一回しか行けません。 N2. くじを引くのは一回100万円です。 N3. くじを一回引くごとに大火傷します。 など。 |
くじを引く回数を増やすには、3種類の方法があります。
(1) 積極的条件を追加する。
(2) 消極的条件を回避する。
(3) 正面から立ち向かう(対策は何もしない)。
(1)はすでに見てきたので、(2)と(3)について説明します。
例えば、長野の山奥にくじ箱がある場合・・・
(1) 積極的条件を追加する。
(2) 消極的条件を回避する。
(3) 正面から立ち向かう(対策は何もしない)。
(1)はすでに見てきたので、(2)と(3)について説明します。
例えば、長野の山奥にくじ箱がある場合・・・
消極的条件の回避とは、現地に引っ越すことです。
正面から立ち向かうとは、お金と時間の続く限り通い続けることです。
くじを引くのが一回100万円の場合・・・
正面から立ち向かうとは、お金と時間の続く限り通い続けることです。
くじを引くのが一回100万円の場合・・・
消極的条件の回避とは、値下げしてもらうことです。
正面から立ち向かうとは、100億円準備するということです。
くじが熱くて毎回やけどをするなら・・・
正面から立ち向かうとは、100億円準備するということです。
くじが熱くて毎回やけどをするなら・・・
消極的条件の回避とは、火箸を使ったり、水をぶっかけたりすること。
正面から立ち向かうとは、気合と根性をもって素手で引き続けることです。
正面から立ち向かうとは、気合と根性をもって素手で引き続けることです。
積極的条件 | 当たる確率を増やす効果のある条件 |
P1. 何回引いてもいいです。 P2. 他の人と協力してもよいです。 P3. 同じようなくじ箱がたくさんあり、どれかで勝てばよいです。 など。 | |
消極的条件 | 当たる確率を減らす効果のある条件 |
N1. 箱は長野県の山奥にあり、月に一回しか行けません。 N2. くじを引くのは一回100万円です。 N3. くじを一回引くごとに大火傷します。 など。 | |
くじを引く回数を増やす方法 | |
(1) 積極的条件を追加する。 (2) 消極的条件を回避する。 (3) 正面から立ち向かう(対策は何もしない)。 |