2013/02/12

無数にあるということ


水分子は酸素原子と水素原子でできています。





まったく同じ分子がたくさんいます。





さらに増やします。





増やし続けると違うのがでてきます。





まあ、500個に1個程度だし、性質も近いので無視しましょう。









コップ一杯程度(180ml)の水の中に、
水分子は6x10^24個入っています。

10^24個というのは1億× 1億× 1億です。

水はとてつもない数の同じものの集まりです。





水は同じ分子の集まりですが、
分子は水以外にも、酸素とか水素とか塩化ナトリウムとか
エタノールとか、無数の種類存在します。

分子の種類は無数に存在します。





種類は無数にありますが、それぞれが自分たちで集まると、
酸素とか水素とか塩化ナトリウムとかエタノールとか、
自分たちの集団の名前で呼ばれます。





それぞれはまたとてつもない数の
同じものの集まりです。




違うものの無数の集まり
同じものの無数の集まり







動物がいます。

動物は猫とか犬とか象とかクマとかライオンとかワニとか、
とにかく無数の種類存在します。




種類は無数にありますが、それぞれが自分たちで集まると、
それが猫とか犬とか象とかクマとかライオンとかワニとか、
自分たちの集団の名前で呼ばれます。

それぞれはまた無数の同じのもの集まりです。





猫だけを集めてみました。
よくよく見ると一種類じゃないようです。




ひとくくりに猫といってもたくさん混じっているようです。





ひとまず黒い猫の親子に絞りました。




どうやら同じものが他にもいるようです。





もっといました。
無数の猫の集まりの中に、無数の黒い猫の集まりがいたようです。





入り混じっていた、茶色い猫と黄色い猫と白い猫もまた無数です。




違うものの集まり
同じものの無数の集まり




人がいます。




人間はさまざまな臓器でできています。
それぞれは体に1個か2個しかないものが多く、貴重です。





人間はさまざまな臓器でできています。
でも、その臓器自身はまた細胞の集まりです。

脳は脳細胞だったり、心臓は心筋だったり、
肝臓は肝細胞だったり、例外なく同じ細胞が無数に集まってできています。





何もかもが無数の集まりみたいです。
なんで無数にあるのでしょうか?






幸せの青い心筋細胞。
心臓に一つだけあります。
この細胞が心臓を支えています。
この細胞が死ぬと心臓が止まります。




あ、青い心筋細胞がウイルスに乗っ取られました。
ご臨終です・・・。






真紅の猫。
世界に一家族だけの貴重な猫です。
猫の中の猫。キングオブ猫。





あ、雷が落ちました!
真紅の猫絶滅です。





わたし自身?
わたしは一人しかいないし、
わたしは貴重ですよね!?





でも、そのわたしも数十年以内に死にます。



希少なものは確率的に消滅します。
結果として、無数にあるものだけが残るのです。