Aさんがいます。
Bさんがいます。
BさんはAさんの小学生時代の同級生です。
Cさんがいます。
CさんはAさんの小学生時代の同級生です。
D、E、Fさんがいます。
Aさんの小学生時代の同級生です。
あれから60年たちました。
Aさんは年を取りました。
はるか日の小学校時代を思い出します。
あのころは楽しかったなあ。
(誰が誰だったかは思い出せない)
その中に仲の良い仲間がいたなあ。
あのころは楽しかったなあ。
(仲間が誰だったかは思い出せない)
その中で特に3人でよく遊んだなあ。
あのころは楽しかったなあ。
(他が誰だったかは思い出せない)
そうだ、BさんとCさんだった。
あのころは楽しかったなあ。
(他の仲間が誰だったかは思い出せない)
そうだ、CさんとDさんとEさんとFさんだった。
あのころは楽しかったなあ。
(他が誰だったかはやっぱり思い出せない)
そうだ、他の仲間はDさんとEさんとFさんだった。
あのころは楽しかったなあ。
(仲間以外が誰だったかは結局思い出せない)
Aさんは記憶を掘り起こす中で、『同級生』、『仲の良い仲間』、
『特によく遊んだ仲間』という特別な集団の存在を掘り起こしていきました。
その集団の中に誰がいたかはなかなか思い出せません。
しかし、Aさんは思い出に浸り楽しいひと時を過ごしました。
具体的に友達が誰だったか、それはどうだってよいのです。
『仲の良い友達がいた』、それで十分です。
『特によく遊んだ仲間』という特別な集団の存在を掘り起こしていきました。
その集団の中に誰がいたかはなかなか思い出せません。
しかし、Aさんは思い出に浸り楽しいひと時を過ごしました。
具体的に友達が誰だったか、それはどうだってよいのです。
『仲の良い友達がいた』、それで十分です。
他と識別可能もしくは識別が必要な情報を離散情報。 識別不能、もしくは識別不要な情報を連続情報と呼びます。 |
あなたの住んでいる県があります。
それは、”あなたの住んでいる市”と
“あなたの住んでいない市”に分かれます。
その程度の分け方でよいです。
あなたの住んでいない市のことはよく分からないでしょ?
もしあなたの職場がほかの市にあって、
それが特別だというのであれば、
”あなたの住んでいる市”と
”あなたの職場のある市”と
“その他の市” という分け方でもよいです。
要は、あなたにとって特別なものだけを区別し、
そうでないものは区別しません。
あなたの住んでいる市を拡大してみましょう。
そこにはたくさんの町があります。
それはまた
“あなたの住んでいる町”と
“あなたの住んでいない町”に分かれます。
実際のところ、同じ市にあってもあなたの
住んでいない町のことはよく分からないでしょ?
もしあなたの学校が別の町にあったり、
学校の友達がさらに別の町に住んでいて、
そこをよく知っているのであれば、
カテゴリーを増やしてもよいです。
全部知っているというなら、全部分けてもよいです。
要は、あなたにとって特別なものだけを区別し、
そうでないものは区別しません。
では、さらにあなたの町を拡大してみましょう。
町は複数の地区に分かれているようです。
また、あなたの住んでいる地区と
そうでない地区に分かれます。
知り合いのAさんとかBさんとかが
別の地区にいるかもしれません。
よくいくスーパーが別の地区にあるかもしれません。
そういうのは区別してもよいです。
特別なものは区別して構いません。
特別でないものは省略して構いません。
我々は膨大な情報の中で生きています。
すべての情報を網羅し続けるのは現実的ではありません。
他と識別可能もしくは識別が必要な情報を離散情報。 識別不能、もしくは識別不要な情報を連続情報と呼びます。 |